概要

イギリス発創業200年の歴史を持つ名門フィンテック企業のSchroders社は従業員ウェルビーイングのパイオニアとして、多国籍金融企業としては初のメンタルヘルスのサービスの導入を2021年8月に踏み切った。

COVID-19 パンデミックの最中、Schroders社は社員が高度のストレスを抱えていること、またメンタルウェルビーイングが低下していることが社内サーベイを通じて分かった。

EAP(従業員支援プログラム)を導入していたが、これを使用するのは深刻な精神疾患の場合のみと同社の社員には認識されていたため、ヘルプラインなどの利用率は非常に少ないことが判明した。

結果

Intellectの積極的かつ予防的なサービスは、メンタルヘルスケアが「リスクの高いケースにのみ提供されるオンデマンドサービスである」という認識を変えることができた。従来の「一律対応」のアプローチを廃止し、Intellectは約1,000名のSchroders従業員に、セルフケアアプリからコーチングセッションに至るまで、パーソナライズされたサポートを提供した。

8か月間で、以下の成果を得ることができた：

• 28%のSchroders従業員がIntellectアプリを導入

• 18%のアクティブユーザーがコーチとマッチング

• Schrodersは、サービス提供市場を5か国から8か国（中国、日本、韓国を含む）へ拡大することを決定