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革新的なメンタルヘルス対策支援サービスの事業化に向けてアイシンと共同研究を開始

企業向けの新しいメンタルヘルス対策支援サービスを具体化するために株式会社アイシン(以下、アイシン)と共同研究を開始することを発表いたします。本研究は、従来の主観的なストレス評価に加え、生体センシング技術を用いた客観的なストレス指標を活用することで“新しい健康社会の実現”に寄与することを目的としています。

 研究の背景

近年、働く人々のメンタルヘルスケアの重要性が高まる中、多くの企業でメンタルヘルス対策が実施されていますが、依然として課題が山積しています。特に、以下のような問題が指摘されています。

  1. メンタルヘルス不調者の増加
  2. 社内の専門スタッフの不足
  3. 効果的な予防策の不足
  4. 客観的なストレス評価方法の欠如

Intellect Japanの調査によると、APAC諸国の中で日本は「組織の健全性」が6位(10カ国中)を記録しており、「組織的サポート」と「職場に対するエンゲージメント」が他APAC諸国と比べて低いことが報告されています(WorkplaceWellbeing in 10 APAC Industries: Intellect Dimensions Benchmarking Report 2024)。多くの企業では年1回の質問票によるストレス評価が行われていますが、恣意的な回答や季節や業務内容により変動するストレス状態を十分に捉えることは難しく、従業員の心の健康の把握と対策が不十分といえます。

本共同研究では、Intellect Japanのデジタルメンタルヘルス技術とアイシンの生体センシング技術を融合させることで、これらの課題に対応し、従業員のメンタルヘルス状態をより客観的かつ継続的に把握し、適切な支援を提供する新たなサービスの開発を目指します。

■ 新たなストレス評価技術

アイシンは手掌拇指から放散される皮膚ガスに着目し、皮膚ガスを元にした心身状態判定二次元マップからストレスの蓄積予兆をとらえる技術を開発しました。本研究では、この皮膚ガス指標を企業のメンタルヘルス対策に組み込むことで、より効果的なストレス管理を目指します。

■ 両社からのコメント

Intellect Japan 代表取締役社長兼CEO セオドリック・ブライアン・チュー:

「アイシンとの共同研究により、メンタルヘルスケアの新たなフロンティアを開拓できることを大変嬉しく思います。客観的なデータと最新のデジタル技術を組み合わせることで、より効果的で持続可能なメンタルヘルスケアソリューションの開発が可能になると確信しています。」

アイシン 製品開発センター 技術開発本部 本部長 筒井洋:

「今後ますます社会的重要性が高まるであろうメンタルヘルスケアに対し、我々のストレス評価技術で貢献することを目指しています。Intellect Japanとの共同研究で革新的なメンタルヘルスケアソリューションの実現を期待するとともに、この活動において我々のストレス評価技術が役に立つことを大変うれしく思います。共同研究を通じ、より健康で幸福な社会の実現に向けて努力して参ります。」

■ 今後の展望

Intellect Japanは、本サービスを通じて従業員のメンタルヘルス対策をより効果的に行い、アイシンの生体センシング技術を活用した企業向けの新たなメンタルヘルス対策支援サービスの事業化を目指します。企業におけるメンタルヘルス対策の新たなスタンダードとなることを期待しています。

▶︎ PR TIMESプレスリリースはこちら

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